【コロナでお困りの方へ】

当院ではカゼの患者を含め、通常どおり診察を行なっております。 まずは留守電(873−5503)へメッセージをお願いします。 当院は、時間を調整して、1人ずつ来院いただき診察を行なっています。 
本院より2〜3kmなら往診も可能です。 院長はネコなどにアレルギーがあるため、玄関で手早く診察をさせていただく場合があります。 検査、投薬とも患者の希望をうかがった上で行います。

コロナPCR検査できます。(希望しなければ検査はいたしません) 
検査会社へPCR検査を委託しています。 結果は翌日になりますが、抗原検査キットや一般病院で行っている小型PCRと比べて30倍の感度があります。 (Smithgall 2020, Eyre 2022) コロナ新薬による治療を確実に受けたい方におすすめです。(コロナ薬はファイザー社を処方いたします。詳しい理由は
当院ブログ参照

発熱加算について
2023年10月から値下げです。(3割自己負担 で+900円が、+440円になりました)
すでにコロナ陽性あるいはコロナ検査希望の方から頂きます。
それ以外の方は、発熱など症状があってもいただきません。

コロナ労災を活用しましょう。 (詳しく
小さい会社の大きな味方、2023年秋も続いています。 初診4日目から給料80%保証。 会社にとっても保険料率上昇のペナルティーなし。 傷病手当(給料66%保証)より有利です。 会社で同僚も感染している場合は、通る可能性が高いのでお勧めします。

コロナを怖がるのはやめましょう。
年齢相応の死亡率というものがあります。 コロナで亡くなる可能性は、1年の間に別の原因で亡くなる可能性より低いので、 怖がって、1年間、やりたいこともせず引きこもるのは、もったいないことです。(Kuiper 2021 と厚労省統計を比較)
 コロナ流行開始当初から、働く世代の死亡率が1000人に1人より少ないということは、アメリカ海軍からの報告からわかっていました(Kasper 2020)。 特に、30代以下のコロナ死亡率は、数万、数十万の1ときわめて低く(Kuiper 2021)、コロナワクチンによる心筋炎など危険な副作用の確率より低いです。 高齢者の死亡率は若者より高く、100人に2、3人と流行開始当初から推 定されます(厚労省、国立感染研のクルーズ船報告)。 実際、デイケアやグループホームで感染が広がっても、死者がほとんど出なかったことは、見聞きされ ていることと思います。
 コロナに感染すると、症状があっても7割しか自然免疫としての抗体ができません。 一方、より多いはずの無症状感染では半分の人に抗体ができます。 (Long 2020)  2023年2月高知県、働く世代のコロナ抗体保有率は4割ですから(厚労省)、 すでにこの時点で少なくとも6割、おそらく8割近い人が何 らかのコロナ感染を一度は済ませたことになります。

  コロナ前の年間死亡率とコロナ死亡率との比較

  コロナ死者の平均年齢は80歳


コロナ感染は基本的に無症状です
若者、高齢者にかかわらず、8、9割が無症状です(Letizia 2020、 White 2021)。 無症状者から感染が広がることは、流行当初から知られていました。(He 2020,  Arons 2020) 発熱者の隔離は、感染拡大の抑制に、ほとんど効果がないはずです。


    コロナは気が付かないうちに広がる。 潜伏期は人それぞれ。

  調査した感染の半分が無症状感染だった。 潜伏期は人それぞれ。


  無症状感染だからといってウイルス量が少ないとは限らない。


マスクの防御力
臨床医学研究を、大量の文献を集めて評価するコクランレビュー(英国)によると、 マスクには、呼吸器ウイルス感染を減らす明白な証拠はなく、おそらくほとんど役に立たないということです(Jefferson 2023)。
 それもそのはずで、新型コロナウイルスの半分以上がマスクを通過することや、マスクで2部屋をしきったハムスター同士で伝染することが報告されています(Ueki 2020、Chan 2020)。 さらに、ヒトの集団をマスクあり・なしで割りふった研究では、1割ほどしか感染率に違いがありません。(Abaluck 2022,  Bundgaard 2022) 
  また、布マスクは水分を含むので、毛細管現象によりウイルスを通す可能性が指摘されています。 ウイルスを捕獲する一面もあるため、捨て惜しみした り、外したものを裏表逆につけるなど、扱いを誤れば、 効果も逆になる可能性があります(MacIntyre 2017,2015,2009, Wong 2006)。 一方で、人同士の距離を倍にすると、マスク1枚分の効果があるようです(Ueki 2020)。
 コロナウイルスは、たった200匹のウイルスでも感染が成立するとされます(DeDiego 2008)。 マスクより、自身のはねかえす抵抗力を信じることの方が大切でしょう。 マスクは咳エチケットとして有用ですが、無理強いするのは間違いかと思われます。

 コロナウイルスの半分がマスクを通過する。

 伝染確率を半分にするには、ウイルス量を100万分の1に減らさなければいけない。 


べる前には手を洗おう。 つかみ食いはやめましょう。
体へ一度に入ったウイルスの量で結果が変わると院長は考えています。 少量ならワクチンのように発症せず免疫ができるかもしれません。  病は口から入り、災いは口から出るともいいます。 「鼻際」ではなく「口際」対策でいきましょう。 ウイルスは加熱に弱いので(Duan 2003)、暖かくしたものを早めに食べるとよいでしょう。

当院のコロナ治療方針
漢方薬は疫病治療で1000年以上の歴史があり、当院でも処方しています。 代謝を上げて、ウイルスと戦闘する準備をすることは、理にかなうため、 解熱 剤については、少なくとも38.5度までは使わない方がよいでしょう。 また、ヒトは、自身の細胞と同じ位の数の腸内細菌と共存しています。 発熱は腸内 細菌を味方につける効果もあるようです。  抗生剤は、その味方を殺すことで、かえって害になる可能性が示唆されています。(Nagai 2023) 
 食欲がないからといって栄養補給ゼリーばかり食べる人がいますが、かえって悪化する印象です。 腸内環境が狂うからかもしれません。 おかゆやうどんな ど、昔からの病人食でカロリーをしっかりとりましょう。 血糖を保つことで、ストレスホルモンやそれに伴う、望ましくない好中球免疫反応(Brandes 2013)を予防しましょう。

コロナ対策の社会的影響について考える資料


コロナ「戦争」を早くみんなで終わりに(院長ブログより)


無理な「お願い」をされて困っている方はこちら


レガシー情報(5類移行以前バージョン)




参考文献等;
Abaluck et al.  Impact of community masking on COVID-19: A cluster-randomized trial in Bangladesh.  Science. 2022 Jan 14;375(6577):eabi9069.
バングラデシュの600村で行った無作為割付研究。マスクを配布し、着用率を調査し、配布しなかった村と、コロナ症状申告数を比較。 コロナ申告数はマスク村で1割減。 高齢者では、コロナ疑い症状は2割弱減少、コロナ疑いの抗原陽性率は、3割減少。
コメント:研究はマスク着用義務違反に罰金を定めた環境で行われた。 罰金つき義務のマスク配布+監視でみんなヤバイと感じた可能性が高い。 監視効果 (Hawthorne effect)の影響も考えるべきだ。

Arons  M et al.  Presymptomatic SARS-CoV-2 Infections and Transmission in a Skilled Nursing Facility.  N Engl J Med. 2020 May 28;382(22):2081-2090.
・ 米国の老人保健施設(Skilled nursing facility、リハビリを行い帰宅の準備をする施設)で入所者89人中57人以上が感染し、15人が死亡した(感染率64%以上、感染死亡率17〜 26%)。 入所者の平均年令は77才(±10才程度)、合併症は心臓・血管病8割、認知症6割など

Brandes et al.  A Systems Analysis Identifies a Feed-forward Inflammatory Circuit Leading to Lethal Influenza Infection.  Cell. 2013 Jul 3; 154(1): 197–212. PMCID: PMC3763506 PMID: 23827683
好中球の制御がインフルエンザ感染で重要。

Bundgaard et al.  Effectiveness of Adding a Mask Recommendation to Other Public Health Measures to Prevent SARS-CoV-2 Infection in Danish Mask Wearers.  Ann Intern Med. 2020 Nov 18 : M20-6817. PMC7707213 PMID: 33205991
デンマークで、参加をつのり、マスク有・無の効果を各群3千人で検証(2020年4−6月)。 マスク群で最後まで真面目に守った人、大体守った人半々で 合わせて9割。 全員に検査キットを送り、1ヶ月後の新型コロナ感染率はマスク群1.8%,マスク無し群2.1%(有意差なし)。 
コメント:マスクの感染予防効果は、あっても1ヶ月で1〜2割。

Chan et al.  Surgical Mask Partition Reduces the Risk of Noncontact Transmission in a Golden Syrian Hamster Model for Coronavirus Disease 2019 (COVID-19).  Clin Infect Dis. 2020 Nov 19;71(16):2139-2149.
マスクで2部屋をしきったハムスター同士で伝染。

DeDiego et al.  Pathogenicity of severe acute respiratory coronavirus deletion mutants in hACE-2 transgenic mice.  Virology. 2008 Jul 5; 376(2): 379–389.
たった200匹のウイルスでも感染が成立。

Duan,  Stability of SARS coronavirus in human specimens and environment and its sensitivity to heating and UV irradiation. Biomed Environ Sci. 2003;16:246
ウイルスは加熱に弱い。

Eyre et al.  Effect of Covid-19 Vaccination on Transmission of Alpha and Delta Variants.  N Engl J Med. 2022 Feb 24;386(8):744-756.

He et al.  Temporal dynamics in viral shedding and transmissibility of COVID-19.  Nature Medicine volume 26, pages 672–675 (2020) 15 April 2020 (
https://www.nature.com/articles/s41591-020-0869-5
香港からの報告。 無症状期の感染事例が散発 感染事例の半分が無症状期に起こったと、著者は推定

Jefferson et al.  Physical interventions to interrupt or reduce the spread of respiratory viruses.  Cochrane Database Syst Rev. 2023 Jan 30;1(1):CD006207.
複数の無作為割付研究を集めて分析したが、呼吸器ウイルス感染に対するマスクの効果は証明できなかった。
“The pooled results of RCTs did not show a clear reduction in respiratory viral infection with the use of medical/surgical masks.”
明らかな抑制効果は認められない: did not show a clear reduction
“Wearing masks in the community probably makes little or no difference to the outcome of laboratory‐confirmed influenza/SARS‐CoV‐2 compared to not wearing masks”
おそらくほとんど役立たない: probably makes little or no difference

Kasper et a l.  An Outbreak of Covid-19 on an Aircraft Carrier.  N Engl J Med. 2020;383:2417-2426.
米軍空母が13日の航海中、4779人中、1271人がPCR陽性となり、1名が死亡した。 PCR陽性のうち、4割が無症状だった。年齢は平均27才(18ー59才)、死亡率は1000人に1人未満である。

Kuiper et al. Assessment of Risks Associated With Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 Experimental Human Infection Studies. Clin Infect Dis. 2021
Sep 7;73(5):e1228-e1234. 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7799229/

Li Y, Wong T et al. In vivo protective performance of N95 respirator and surgical facemask. Am J Ind Med. 2006 Dec;49(12):1056-65.
水を通すマスクは逆効果(布・ガーゼ・紙)。 ウイルスは水分に乗って口側へ。 医療マスクの青いのは防水面。

Letizia et al.  SARS-CoV-2 Transmission among Marine Recruits during Quarantine. NEJM. 2020;383:2407-2416.
アメリカ海軍に採用された18ー31才(8割が20才以下)3467人。コロナPCR検査を2週間の中で、初日、7日目、最終日の3回行った群と最終日に 1回だけ行った群を比較(それぞれ、1848人、1619人)。最終日までに前者では51人、後者では26人コロナが見つかり、隔離された。PCR陽性者 のうち、9割が無症状だった。
コメント:検査をすればするほど陽性者が見つかるが、ほとんどの人にとっては何の利益にもならない。

Long et al.  Clinical and immunological assessment of asymptomatic SARS-CoV-2 infections. Nat. Med. 2020;26:1200–1204.
無症状感染者37人のうち、19人は、回復後、抗体陽性とならなかった。 無症状感染者と年齢、性別、合併症がマッチする有症状感染者を、37人を選んで比較、 有症状感染者37人のうち10人は、回復後、抗体陽性とならなかった。

MacIntyre et al.  The efficacy of medical masks and respirators against respiratory infection in healthcare workers.  Influenza Other Respir Viruses. 2017 Nov;11(6):511-517.
文献を集めて集計。医療マスクのインフルエンザ様症状に対する効果は、5割(相対危険度0.49 [0.12‐2.07])。 確定診断したインフルエンザに対する効果は、2割(相対危険度0.81 [0.25‐2.68]。 ウイルス感染に対する効果も,2割(相対危険度0.84 [0.38‐1.85])。 いずれも統計的には、有意な効果でないことに注意。

MacIntyre et al.  A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers.  BMJ Open. 2015; 5(4): e006577.
BMJ Open. 2015; 5(4): e006577.
布マスクをつけると、カゼ感染率は、つけない場合の1.4倍に。

MacIntyre et al.  Face Mask Use and Control of Respiratory Virus Transmission in Households.  Emerg Infect Dis. 2009;15: 233–241.
家庭におけるインフルエンザ症状を、医療用マスクで減らせるか調査した無作為割りつけ研究。 インフルエンザ症状は、マスク使用で20%、マスクなしで16%と、有意ではないが、なぜかマスクをした方がインフルエンザ症状が多かった。

Nagai et al.  High body temperature increases gut microbiota-dependent host resistance to influenza A virus and SARS-CoV-2 infection.  Nat Commun. 2023 Jun 30;14(1):3863.
分泌された胆汁を材料に腸内細菌が作った物質、デオキシ胆汁酸は、甲状腺ホルモンを活性化して代謝を活発にしたり、マクロファージ機能を抑制したりする。  この物質を投与するとマウスのインフルエンザ感染生存率が上がり、逆に抗生剤投与や食物繊維の制限で、腸内細菌を抑圧すると生存率が低下した。 高温環 境のマウスは血中の胆汁やデオキシ胆汁酸の濃度が高く、感染生存率も高かった。 高温環境が腸内細菌によるデオキシ胆汁酸の生産をうながし、生存率向上に つながると考えられた。

Smithgall et al.  Comparison of Cepheid Xpert Xpress and Abbott ID Now to Roche cobas for the Rapid Detection of SARS-CoV-2.  J Clin Virol. 2020 Jul; 128: 104428.
等温PCR法(NEAR法)のIDnowは増幅回数(Ct値)が30回を超すと一気に感度が落ちる。 一方で大型PCR装置ではCt35まで検出可能。 その差は2の5乗、つまり32倍。。

Ueki et al.  Effectiveness of face masks in preventing airborne transmission of SARS-CoV-2.  Msphere 2020;5:e00637-20.
東大による研究。 新型コロナウイルスの半分以上がマスクを通過した。 原著より; “it is difficult to completely block this virus even with a properly fitted N95 mask.” (「N95でさえ、ウイルスの完全ブロックは困難」)

White and Yang.  Incident SARS-CoV-2 Infection among mRNA-Vaccinated and Unvaccinated Nursing Home Residents.  N Engl J Med. 2021 Jul 29;385(5):474-476. PMC8174028 PMID: 34010526
介護施設からの感染報告では、接種・非接種にかかわらず、7〜8割は無症状だった。 入所者は、70、80代が中心。(接種群の中央値78才、 半分の人が68〜87の範囲 ) 
コメント: 60代より若い人も一部、入所しているが、若い人についても大多数が無症状率であることが、わかっているので(上記Letizia、Kasperなどより)、この報告と合わせると、 老若男女問わずコロナ感染は大多数が無症状ということがわかる。

休業手当
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00007.html#Q4-1
事業主による独自の判断が入った休業の場合、労働基準法第26条より、平均賃金の100分の60以上を支払わなければならないとされています(問1よ り)。 パートタイム労働者、派遣労働者、有期契約労働者など、多様な働き方で働く方も含めて、休業手当の支払いが必要です(問10より)。

雇用調整助成金(2023年5月で終了)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
2020年4月よりコロナ特例があります。

厚生労働省 「横浜港で検疫中のクルーズ船に関連した患者の死亡について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/index.html の2020年 2,3月参照
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09652.html など
死亡者の内訳(13人中)
年代: 80代 4人、70代 5人、60代 1人、 不明 3人
コメント:70才以上の人数は9〜12人の範囲にある。

厚生労働省 「人口動態統計月報年計の概況(平成15年)」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai03/deth.html
70才前半から5才区分の年間死亡率、男3,4,7,13,22 女1,2,4,8,16 (%)

厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-4
問4 どれくらいの期間、外出を控えればよいですか。
・ 発症日を0日目として5日間は外出を控えること(規則)
・ 発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで出席停止(学校保健安全法施行規則)
・ 事業者におかれても、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮お願いします。 (お願い)
・ 医療機関や高齢者施設等においては、従事者の就業制限を考慮してください。(命令)

厚生労働省 「第2回献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31713.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001070846.pdf
厚生労働省が2023年2月19~27日に、献血時の検体で実施した新型コロナウイルスの抗体調査
2022年10月の結果は、以下。 高知県は献血者の3割が新型コロナ感染の自然抗体を保有。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/11729-covid19-82.html

国立感染症研究所 「現場からの概況:ダイアモンドプリンセス号におけるCOVID-19症例」 2020年2月26日
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9422-covid-dp-
2.html
ざっとした計算で、
70才以上の感染数は300人、乗船数は1200人。 全体死亡13人中、70才以上の人数は9〜12人推定。 したがって、死亡率の推定範囲は、 9/1200から12/300つまり、1〜4%となる。 有症状率(124/288 = 4割)が最近の知見2〜3割(White 2021)より高めなので、実際の感染者は、より多かったと思われる。
 上記コロナ推定死亡率は、高齢者の年間死亡率と同じ程度あるいは低い(男性70代前半3%、80代前半7% 厚労省)。 つまりコロナだけを怖がっても仕方がなく、余生を大切に使うという視点が大事ではないかと思う。
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